2 プログラミング言語の種類と特徴

プログラミング言語の違いを厳密に分類するのは難しい。 しかし敢えて分類すると、以下の様になる。

• 「低級言語」と「高級言語」
  CPUが直接理解する言語は機械語である。 その機械語を、機能を表すこと場に置き換えたものがアセンブラであり、これを 低級言語という。

  アセンブラ言語では、大規模プログラムを作ることは難しい。 人間が記述するのには、不向きであり、人間が理解する言葉とはほど遠い規則に なっている。 高級言語とは、プログラミング言語の中でも、より人間にとって理解しやすく、 自然語に近い水準の命令と構文規則を備えた言語の総称である。アセンブ ラ言語以外は殆ど高級言語に属する。

• 「インタープリター」と「コンパイラ」
  高級言語でも、最終的にCPUに理解できるような機械語のレベルまで変換してや らなければならない。

  その変換方法として、プログラムリストを一つずつ解釈してその都度変換しなが ら実行する言語を「インタープリター」と言う。

  一方、記述してプログラムを一気に機械語レベルにまで翻訳してしまうのがコン パイラーである。

  インタプリターの代表は、``Ruby'', ``Perl'', ``Basic'', ``Prolog''など。 またコンパイラーには、c/c++言語、フォートラン、JAVA,

• 「手続き型」と「オブジェクト指向」
  「プログラムを書く」と言うことは、「処理の手続きを書く」と言うことである。 そういう意味では、殆どのプログラミング言語は ``手続き型言語''であ るといえる。

  では、オブジェクト指向言語とは何か。ここでは、
  ``オブジェクト'' = ``ある機能を担ったもの''
  であり、このオブジェクトそのものは、そのままでは、何も実行しない。 詳しい説明は、独立した別の章で行うこととする。