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13 クラスの練習

クラスの定義について慣れることを主眼として少し練習を行う。 また、ローカル変数とインスタンス変数、クラス変数の使いかたを学ぶ。


13.1 クラスの練習1

課題の提出は、各問の最終結果を一つのファイルにまとめて提出する。
  1. 長さ $a$[cm]をあたえ、正方形の面積を求めるメソッドを作成する。 (ヒント:9.2)
  2. 長さ $a$[cm]をあたえ、立方体の表面積を求めるメソッドを作成する。 (ヒント:9.2)
  3. 長さ $a$[cm]をあたえ、立方体の体積を求めるメソッドを作成する。 (ヒント:9.2)
  4. 長さ $a$[cm]と質量 $b$[g]をあたえ、立方体の密度(単位体積あたりの質 量[${\rm g/m^3}$])を求めるメソッドを作成する。 (ヒント:9.2)
  5. class Cubic を定義し、上記メソッドをそれぞれクラス定義より呼び出し て、実行できる形にする。 (ヒント:11.3)


13.2 クラスの作成練習2

  1. 抵抗 $R_1$$R_2$の直列抵抗を求めるメソッドを作成する。
  2. 抵抗 $R_1$$R_2$の並列抵抗を求めるメソッドを作成する。
  3. 電荷 $Q_1$$Q_2$に働くクーロン力を求めるメソッドを作成する。 但し、$r=5.0$とする。
  4. class Denki を定義し、上記メソッドをそれぞれクラス定義より呼び出し て、実行できる形にする。


13.3 クラスの作成練習3

  1. 半径を $r$を与えると、円周を計算するメソッドを作成する。(円周は $2\pi r$)(ヒント:9.2)

  2. 半径を $r$を与えると、円の面積を計算するメソッドを作成する。(面積 は$\pi r^2$)
  3. 半径を $r$を与えると、球の表面積を計算するメソッドを作成する。(表 面積は$4\pi r^2$)
  4. 半径を $r$を与えると、球の体積を計算するメソッドを作成する。(体積 は$4/3 \pi r^3$)
  5. class Enn を定義し、上記メソッドをそれぞれクラス定義より呼び出し て、実行できる形にする。


13.4 クラスの作成練習4

インスタンス変数の使いかた練習。
  1. class Enn2を定義し、半径を $r$を与えると、円の面積を計算するメソッ ドを作成する。(前セクションの2番めと同じ)
  2. 上記メソッドの結果を利用し、円柱の体積を求めるメソッドを定義する。 (円柱の体積は $(底面積)\times (高さ)$)

  3. さらに円錐の体積を求めるメソッドを作成する。 (円錐の体積は $(底面積)\times (高さ)/3$)


13.5 クラスの作成練習5

  1. class Suretsu を定義し、1からnまでの和を求めるメソッドを作成する。
  2. 上記メソッドの結果を利用し、 $(1 + 2 + \cdots n)^2$を計算するメソッ ドを定義する。
  3. 同じクラスに、 $(1^2 + 2^2 + \cdots n^2)$ を計算するメソッ ドを定義する。
  4. $(1 + 2 + \cdots n)^2 - (1^2 + 2^2 + \cdots n^2)$を計算するメソッ ドを定義する。

13.6 クラスの作成練習6

上記問13.113.5の問題をなるべくインスタンス変数を使って書き換え よ。




平成22年12月28日