次へ: (6月26日)クラーメルの規則
上へ: (6月19日)行列式の展開(まとめ)
戻る: 行列式展開の例
行列式を展開する際に、要素が0であると小行列式の計算が不要になる。
そこで、0を多く含む行、あるいは、列で展開する。
また、行列式の性質を利用して、0要素を多く含むように変形した後に
展開すると計算量が少なくてすむ。
[例3.7(b)]
第2行に0が2つ存在するので、この行で展開すると小行列式の計算が
2つで済む。
しかし、
第3行から第1行を引き算し、
第4行から第1行の2倍を引き算すると、
行列式の性質5から次のように変形できる:
ここで、第1列で展開すれば、1行1列の小行列式の計算のみで結果が得られる:
第1列の4倍を第2列に加え、第2行で展開すると、
平成15年7月4日