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最小二乗法の原理

$ N$ 組みのデータ $ (x_i, y_i) [i=1,2,3,\cdots,N]$ が与えられたとする. このとき,各データの組みの直線(一次式)

$\displaystyle y_i-ax_i-b ,\qquad(i=1,2,3,\cdots,N)$ (2)

からのずれが最小となるように,係数$ a, b$ を決定する.

各データについて,式(2)からのずれ(誤差)の2乗の和

$\displaystyle E(a,b)=\sum_{i=1}^N (y_i-ax_i-b)^2$ (3)

を自乗誤差と呼ぶ. 自乗誤差は負になることはないので($ E\ge0$ ), これが最小になるように定数$ a$ , $ b$ を定める.

式(4), (5)を$ a$ , $ b$ についての 連立1次方程式として解けば,1次式(1)の係数が定まる.


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TKinoshita 2016-11-28