特性方程式は2次方程式であるから、解が2つ存在する。
いま、この解を,
と表すと、
線形微分方程式の性質から、複数の解の線形和(定数をかけ算して加え合わせたもの)も 解となる(もとの微分方程式に代入してみれば、左辺が右辺と等しく 0 となる)。
したがって、求める方程式の解は、
ここで、特性方程式の解が
と
が同じ関数となる。
このような場合を解が縮退しているという。
積分定数はに依らない任意の定数であるから、
として、右辺の第1項が
定数に収束するように積分定数を選ぶ。
このとき、
![]() [証明] ![]() ![]() ![]() ![]() と変形できることから右辺が導出される。 |