有限桁の整数を数え上げると,0, 1, 2, ... と進んで,
桁溢れが発生して元の0に戻る.
- [例] 2桁の10進数の場合
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0, 1, 2, 3, ..., 98, 99, 0, 1, ...
上のような状況をグランドに設置された1周400[m]の陸上競技のトラックに例えてみる.
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250[m]に対する400[m]の補数は150[m]である.(250+150=400)
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トラックを走っているとき,
150[m]後(下図のB地点)に財布を落としていることに気付いて,
現在のA地点からB地点へ
取りに戻ることにする(150減算する)
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代わりに,そのまま,先へ250[m]進んでも,
財布を落とした場所(B地点)に行くことができる
(250加算する)
後へ戻る代わりに,前へ進んで目的の場所に移動することができるように,
減算を補数への変換と加算で代行することができる.
なお,
2進数の場合は補数を容易に求めることができる
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