JavaScript 3


  1. Stringオブジェクト
  2. 数値の操作
  3. イベントとイベントハンドラ
  4. フォームとイベント
  5. 選択リスト(select)
  6. 主要なオブジェクト
  7. 課題3


Stringオブジェクト

上のHTMLファイルで表示されるページ

メソッド

	  time = date.getHours().toString() + "時"
	                  getTime().fontsize(i),
	                  getTime().fontsize(i).fontcolor("red"),

主なHTMLで文字列の表現を指定するメソッド,その他

メソッド内容
blink()点滅させる
bold()強調文字にする
fontcolor(色名)色を指定
fontsize(n)文字サイズ(n: 1〜7)
strike()消去線
sub()下付き
toLowCase()小文字にする
toUpperCase()大文字にする
length()文字数を返す
link(url)urlへのリンク
replace(str1,str2文字列中の str1をstr2に変換する


数値の操作

上のHTMLファイルで表示されるページ

Numberオブジェクト

       p.toString(2)

Numberオブジェクトのメソッド

メソッド機能
toExponential(n) n で指定した小数点以下の桁数で指数表示した文字列を返す
toFixed(n) n で指定した小数点以下の桁数で固定小数点表示した文字列を返す
toPrecision(n) n で指定した精度で表した文字列を返す
toString(n) n で指定した基数で表した文字列を返す( n 進表記)


イベントハンドラ

ウィンドウシステムのような GUI(Graphical User Interface) を利用するプログラムでは,
マウスクリック,ドラッグ,キー入力などの操作の事象(イベント)を監視し, イベント発生すると,それに対応した処理を行う.
マウスクリックなどをイベントと呼び, イベント発生に対応して行う処理コードをイベントハンドラと呼ぶ.

例1

上のHTMLファイルで表示されるページ

上の例では,head部分を省略し,body部分のみを示している.
imgタグに

に対するイベント処理を定義している.

関数 clickAction の定義

      function clickAction(e) {
         alert("押されたボタンのコード: "+ e.button);
      }

イベント属性

イベント属性
onmousedown
onclick マウスボタンをクリックした
ondblclick マウスボタンをダブルクリックした
マウスボタンを押した
onmouseup マウスボタンを離した
onmouseover マウスカーソルが入った
onmouseout マウスカーソルが外に出た
onmousemovet マウスカーソルが移動した
onkeypress キーボードのキーを押し続けている
onkeydown キーを押した
onkeyup キーを離した


例2

上のHTMLファイルで表示されるページ

上の例では,head部分を省略し,body部分のみを示している.

同様の動作をFORM内に表示するページ:

上のHTMLファイルで表示されるページ

上の例では,head部分を省略し,body部分のみを示している.


フォームとイベント

フォームとイベントの例として,次のHTMLを例示する. 以下では,HTMLファイル全体ではなく,HEAD部は省略して,BODY部のみを示す.

上のHTMLファイルで表示されるページ

  1. FORM

    FORMはHTMLと利用者との対話を可能とするためのもので, テキストなどの入出力,ボタン,リスト選択などの機能を提供する.

  2. textボックス

  3. ボタン

  4. ラジオボタン

  5. 変更ボタンが押されたときの動作

  6. 変換ボタンが押されたときの動作


選択リスト(select)

上のHTMLファイルで表示されるページ


チェックボックス

上のHTMLファイルで表示されるページ


イベント

イベント属性 イベントの発生 オブジェクト
onClick マウスクリック  
onDblClick マウスをダブルクリック  
onMouseDown マウスボタンが押された  
onMouseUp マウスボタンが離された  
onMouseOver マウスカーソルが入った  
onMouseOut マウスカーソルが出た  
onMouseMove マウスカーソルが動いた  
onKeyDown キーが押された  
onKeyUp キーが離された  
onKeyPress キーが押された  
onLoad ページがロードされた <body>
onUnLoad 他のページに切り替わる <dody>
onReset リセットボタンが押された <form>
onSubmit サブミットボタンが押された <form>
onChange 値が変化した <input>, <select>, <textarea>
onSelect テキストが選択された <input>, <textarea>
onFocus 選択された <a>, <area> 他
onBlur Focusが解除された <a>, <area> 他

shiftキーやcontrolキーが押された場合,onKeypDownイベントは発生するが, onKeyPressイベントは発生しない.

上のリストでは<body>〜</body>のみを示す

上のHTMLファイルで表示されるページ


主要なオブジェクト

いくつかのオブジェクトについて, メソッドと属性の抜粋を以下に示す.

上のHTMLで表示されるページ

上の例では,head部分を省略し,body部分のみを示している.


課題3

ディレクトリ ~/public_html/acss2/ 内に次のウェブページを作成しなさい. 作成するページは指定された名前( ex3-1.html, ex3-2.html, ex3-3.html ) のファイルに作成すること.

  1. ex3-1.html

    マウスの右ボタンを押すとページの背景色が赤に変わり, 左ボタンを押すと背景色が黄色に変わるページを作りなさい.

  2. ex3-2.html

    マウスボタンが押されてからそれが放されるまでの時間を alertダイアログに表示するページを作りなさい.
    ただし,時間はミリ秒単位で表示すること.
    [ヒント] ボタンが押されたときと放されたときの時間 (Dateオブジェクト)を取得すれば, その差から経過時間を求めることができる.

    イベント意味
    onmousedown マウスボタンが押された
    onmouseup押された状態にあったボタンが放された
  3. ex3-3.html

    フォームを利用して,入力された数式を文字列として受け取り, その計算結果を表示するページを作りなさい.


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