gdmを使用するとgnome-terminalやnautilusでEUCがうまく扱えない

gdmはUTF-8をベースに考えられているようでEUCを使用できるようにするには別スクリプトを記述する必要があるようです。まず/usr/X11R6/etc/dm/Sessions/ja-gnome.desktopを作成します。/usr/X11R6/gdmではないです。中身は以下のようなものです。

[Desktop Entry]
Encoding=EUCJP
Name=GNOME(Japanese)
Comment=
Exec=/usr/X11R6/etc/dm/Sessions/xsession
TryExec=/usr/X11R6/etc/dm/Sessions/xsession
Icon=
Type=Application

これでgdmの中にgdmがデフォルトで持つ起動スクリプト以外の選択肢ができます。次に起動スクリプト/usr/X11R6/etc/dm/Sessions/xsessionを作成します。

#!/bin/sh
LC_ALL=ja_JP.eucJP; export LC_ALL  
export G_BROKEN_FILENAMES=1 
XMODIFIERS="@im=kinput2" ; export XMODIFIERS
/usr/X11R6/bin/gnome-session

作成した後

chmod +x /usr/X11R6/etc/dm/Sessions/xsession

を実行します。LC_ALLは言語指定でありXMODIFIERSはkinput2関係です。また、BROKEN_FILENAMES=1とすることによりnautilusで作成した日本語名ファイルがEUCで作成されます。これが無いとUTF-8で作成されてしまいます。

yukiya@ee.t-kougei.ac.jp

Last modified: Fri July 16 12:00:00 JST 2004