プリントアウトの仕方


以下の手順で確認してください。
  1. プリンターの登録
    まず初めに、プリンターの登録が必要です。まだ登録できていない場合は、 Printerの設定を見てください。

  2. プリンターデーモンlpdの起動
    プリンターを使用するには、"lpd" が起動していなければなりません。 turboservice で確認します。
    具体的には、 lpdの起動を見てください。
    もちろんこれは、一度設定すれば終りです。

  3. 印刷の方法
    " lpr -P[プリンター名] ファイル名 " などとします。
    [プリンター名]というのは、上記1で設定したもので、p61101, p61102, ......, p61109 などです。
    testファイル をダウンロードして印刷してみてください。

    実行例です。
    $ lpr -Pp61101 test.ps
    注意:一斉には実行しないでください。!!!!!!

  4. 印刷できない場合
    もし、印刷できない場合は、以下の項目をチェックしてください。
    1. 登録したプリンター名が間違っていないかどうか。
      以下のコマンドを実行すると、登録したプリンターの一覧がでます。
      $ /usr/sbin/lpc status
      p61101:
              queuing is enabled
              printing is enabled
              no entries
              no daemon present
      p83307:
              queuing is enabled
              printing is enabled
              no entries
              no daemon present
      
      "p61101" や "p83307" がプリンター名です。もし、登録したプリンター名で実行してください。
      また、プリンターが登録されていない場合は、上記1を参照しながら、登録してください。
      
    2. スプールにデータがたまっていないか。
      プリントアウトしようとして、失敗したデータなどが、スプールにたまっていると印刷できません。
      やはり、以下のコマンドを実行して確認してください。
      $ /usr/sbin/lpc status
      p61101:
              queuing is enabled
              printing is enabled
              3 entry in spool area
              p61101 is ready and printing
      
      p83307:
              queuing is enabled
              printing is enabled
              no entries
              no daemon present
      
      この場合は、プリンター"p61101" のスプールにデータがたまっています。
      "p83307" のスプールにはデータはたまっていません。
      lpq -P[プリンター名]でジョブ番号を調べます。
      
      $ lpq -Pp61101
      Rank   Owner      Job  Files                                 Total Size
      active nisimiya   0    freqdouble.ps                         8408515 bytes
      1st    nisimiya   1    freqdouble.ps                         8408515 bytes
      2nd    nisimiya   2    freqdouble.ps                         8408515 bytes
      
      このようになった場合は、"lprm -P[プリンター名] ジョブ番号" でスプールを掃除します。すなわち、実行すると、
      
      $ lprm -Pp61101 0 
      dfA010localhost.localdomain dequeued
      cfA010localhost.localdomain dequeued
      
      となります。 続けて、番号を指定して消していきます。
      
      $ lprm -Pp61101 1 
      dfA010localhost.localdomain dequeued
      cfA010localhost.localdomain dequeued
      
      $ lprm -Pp61101 2 
      dfA010localhost.localdomain dequeued
      cfA010localhost.localdomain dequeued
      
      
      再び
      $ /usr/sbin/lpc status
      を実行してください。
      
      もしまだ、残っているようでしたら、再度 "lprm -P[プリンター名] ジョブ番号" を実行します。
      スプールが完全にきれいになったら、lpd の再起動を行います。
      ルートになって以下のコマンドを実行します。
      
      # /etc/rc.d/init.d/lpd restart
      Shutting down lpd: [  OK  ]
      Starting lpd: [  OK  ]
      
      
      
      
    3. それでもダメな場合は、プリンターの電源、プリンターの紙づまりなどをチェックしてください。

  5. dviファイルをページ指定で印刷する方法。(dvipsの場合)

    例えば、全部で20ページあるファイルのうち、5〜8ページを印刷する場合は、 以下のようにします。
    
    $ dvips  -pp 5-8  [DVIファイル名] 
    $ lpr -P[プリンター名]  [DVIファイル名].ps
    
    
    あるいは、ps ファイルに変換して、そのまま、プリンターに送る場合は、
    以下のようにします。
    
    
    $ dvips  -pp 5-8  DVIファイル名 | lpr  -P[プリンター名]
    
    
    
  6. dviファイルをページ指定で印刷する方法。(dvi2psの場合)

    例えば、全部で20ページあるファイルのうち、5〜8ページを印刷する場合は、 以下のようにします。
    
    $ dvi2ps  -f  5  -t  8  DVIファイル名 > aaa.ps
    $ lpr -P[プリンター名] aaa.ps
    
    
    あるいは、ps ファイルに変換して、そのまま、プリンターに送る場合は、
    以下のようにします。
    
    
    $ dvi2ps  -f  5  -t  8  DVIファイル名 | lpr  -P[プリンター名]
    
    
    


Last modified: Tue Jun 13 15:43:31 JST 2000