シェル・コマンドとシェル変数
C shell
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シェルはコマンドを解釈し、実行のスケジューリングと
オペレーティングシステムへの処理の依頼を行なうプログラムである。
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シェルはプログラミング言語であり、if〜then〜elseのような構文を備えている。
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シェルはシェル・スクリプトとよばれるファイル,または対話式に端末キーボードからコマンドを読み込み実行する。
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シェル内で使用する変数をシェル変数と呼ぶ。
unix にはいくつものシェルが用意されているので、
ここでは、c shell と呼ばれるシェルを用いる場合を想定して説明する。
man csh
とコマンドを入力すると c shell についてのマニュアルを読むことができる。
変数の設定
変数の設定には set コマンドを使用する。
例: 変数 x に文字列 abc を代入する。
set x="abc"
例: 変数 x の値を調べる。
echo $x
このように、変数を参照する場合は先頭に$記号を付ける必要がある。
set
と引数なしで、set command を使用すると、すべての変数がその値とともに
表示される。
環境変数
シェルがシェルを呼び出す場合、たとえば、コマンド xterm を用いて端末エミュレータを呼び出す場合などに、呼び出す時点での値とともに渡される変数を環境変数と呼んでいる。
環境変数の設定には setenv コマンドを用いる。
例: 環境変数 myname に文字列「私の名前は xxxxx です」を代入する。
setenv myname "私の名前は xxxx です"
重要なシェル変数
shell 変数の中には、重要な意味のあるものがいくつかある。
- PATH
この変数に、実行するコマンド・ファイルの格納されているパスを指定する。