研究概要
東京工芸大学工学部電子情報工学科通信工学研究室
- 研究発表・論文(1998.4-)
- 木下照弘、柴崎年彦 "周期構造をした導波路の数値解析
(2D-FDTD法とモード展開法との比較)
電気学会電磁界理論研究会 EMT-98-41, 1998.7
- 木下照弘、柴崎年彦 "2次元境界要素法解析における散乱体の階段近似(E波問題)"
1998年電子情報通信学科エレクトロニクスソサイエティ大会、C-1-22, 1998.9
- 木下照弘、柴崎年彦 "非対称歯型構造導波路のFDTD解析"
電気学会電磁界理論研究会 EMT-98-75, pp. 27-32, 1998.11
- 木下照弘、柴崎年彦 "導体円板上の磁流源からの放射界の解析に現れる積分の数値計算法について"
電気学会電磁界理論研究会 EMT-98-97, pp. 87-92, 1998.11
- Toshihiko SHIBAZAKI and Teruhiro KINOSHITA,
"A Precision Solution to Symmetrical Inductive Discontinuites of
Finite Thickness in the Parallel-Plate Waveguides Using the
Modified Residue-Calculus Method,"
IEICE, Trans. Electron., vol E81-C, No.12, pp. 1807-1813, Dec. 1998
- 柴崎年彦、木下照弘 "損失を持つ周期構造導波路のFDTD解析法"
1999年電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ大会 C-1-25, 1999.9
- 張原康正、木下照弘 "フェライト導波路を伝搬するマイクロ波のFDTD解析"
電気学会電磁界理論研究会 EMT-99-100, pp. 75-80, 1998.11
- 柴崎年彦、木下照弘 "損失を持つ周期構造導波路のFDTD応答のWavelet解析"
電気学会電磁界理論研究会 EMT-99-101, pp. 81-86, 1998.11
- 研究
- 2D-FDTD法の周期構造導波路への拡張
放射、損失を伴う導波路についてのFDTD解析について検討する。
- 導体平板による電磁波の回折
曲率を有するエッジでの電磁波の回折係数について検討する。
半無限散乱体に対してする境界要素法解析
- 回折電磁界の高精度数値計算
波動方程式を解いて得られる解を高精度で数値計算し、
幾何光学的回折項についての数値的検証を行なう。
- 3次元電磁界分布の数値計算
- 散乱体形状の近似と高速数値計算
- 分散処理向計算アルゴリズムの検討
PVMを利用した分散処理に適した計算アルゴリズムについて検討する(調査段階)
- 卒業研究
- FDTD法
吸収境界条件の精度
- (三浦君)
2次元散乱問題のFDTD解析(E波問題)
- (石井君)
2次元散乱問題のFDTD解析(H波問題)
- 境界要素法解析
- (清水君)
完全導体で構成された散乱体上の電流分布を求めるための
連立方程式の解法について
- (安田君)
散乱体の階段近似(E波問題)
- (飯島君)
2次元散乱体形状の近似と計算精度
- 高精度数値計算
電磁界の散乱・回折現象をコンピュータを用いて数値計算する場合に
計算精度には限界があり、数波長を越えると信頼できる数値解を得ることが
困難である。
現在の計算機が実数の計算に有限桁の近似計算を行なっていることが
この原因となっている。
そのような問題に対処する方法として、各種高周波近似解法が使用
されているのが現状である。
ここでは、計算時間を犠牲にして、実数型の数値データの計算方法を変更し
計算精度の向上を計る。
演算とデータを構造化する必要があるのでC++言語を使用する。
作成するプログラムの検証として、Marchinの公式と
tan-1のテーラ展開より円周率を求める。
- (植山君)
配列による多倍精度計算
- (阿部君)
数値の表現に有理式を用いることによる精度の向上
- 並列処理による電磁場解析の高速化
- (松本君)
仮想並列コンピュータ(PVM: Parallel Virtual Machine)の
インプリメンテーション
- Java言語を利用して、グラフィカルな学習ソフトを作成する。
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