極形式(複素数の極形式表示)
- 絶対値と偏角
- 極形式
- 絶対値と偏角
複素平面上で、絶対値は原点からの距離を表す。
また、偏角は、実軸から反時計回りに測った角度を表す。
- 極形式
絶対値 r 、偏角θの複素数は、
z = r ( cos θ + j sin θ ) = r ejθ
と表される。
このように、絶対値と偏角で複素数を表すことを極形式表示と呼ぶ。
複素数の極形式表示において、指数関数を省略し、
と書き表すこともある。
極座標表示の例
複素数
z = r ( cos θ + j sin θ ) = r ejθ
の複素平面上での様子
-
絶対値 r または、偏角θを変化させ、他方を一定値に固定した場合の
複素平面上での変化の様子を示す。
- 絶対値 r のみを変化させると、z は原点から引いた直線上を移動する。
- 偏角θのみを変化させると、z は原点を中心とする円周上を移動する。
操作方法
-
変化させるパラメータ r あるいは theta(θ)の選択にはボタンを押す。
-
unit of argument: 偏角の単位として度(degree)、
あるいは、ラジアン(radian)を選択する。
- 値の変更は、複素平面上でマウスをクリック、または、ドラッグする方法と
絶対値(Abs.)、あるいは、偏角(Arg.)にキーボードより直接値を入力する
方法がある。