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32ビットのIPアドレスで識別できるアドレス数は約4×109である.
この数は世界中の機器を識別するのに不十分である.
(日本国内の電話番号でさえも10桁では不足するため,
携帯電話では11桁の番号が割り当てられている)
このため,10.0.0.0〜10.255.255.255(クラスA),172.16.0.0〜172.31.255.255(クラスB),
192.168.0.0〜192.168.255.255(クラスC)
は外部から直接にアクセスできない機器のアドレスとして使うためのものとして予約されている.
これらをプライベートアドレスと呼ぶ.
プライベートアドレスなどを除いた, インターネット上で一意的に割り当てられるアドレスをグローバルアドレスと呼ぶ.
プライベートアドレスを使用している組織内部のコンピュータが外部のインターネットと通信するためには、 内部と外部をつなぐルータをパケットが通過する場合にアドレス変換が必要になる.
ルータは動的に変化するプライベートアドレスとグローバルアドレスの変換表を持ち、 通過するパケットのヘッダ部分に書かれているアドレスをテーブルにしたがって書き換える.
1つの組織が持つグローバルアドレスの数には上限がある. このため、アドレス変換はアドレスとポート番号を組み合わせて行うのが一般的である.
ノートパソコンや携帯端末などで使用される無線LANでは、頻繁に接続する機器が変わる.
これに対応する仕組みとして、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)という機能が使用される.
DHCPサーバと呼ばれる機器が、重複しないようにIPアドレスを自動割当・管理を行っている.
現在,最も広くに使用されている32ビットのインターネットアドレスは,
IPv4と呼ばれるバージョンである.
IPv4ではIPアドレスの枯渇が生じるため,
IPアドレスに128ビットを使用するIPv6がある.